マクドナルド化する世界経済?

ベンジャミン氏
フーチ 75%

 TPPで日本人の「いのち」が危ない!TPPと水資源による「日本占領プラン」とは。メキシコが世界一の肥満国に、米国の首位退ける。

 メキシコの「貧困肥満」が急増したのは、1994年に締結したNAFTA(北米自由貿易協定)以降のことである。TPPはNAFTAの日本版と言っていい。メキシコに起こった「現実」が、TPP締結から20年後の日本で起こる可能性は決して否定できない。

「闇の支配者」がしかけるリン鉱石枯渇問題

 2011年以降、突如として世界中で「リン鉱石」の枯渇が取り沙汰されるようになった。直接のきっかけは世界最大のリン鉱石輸出国である中国の関税引き上げだった。それにともない、「あと30年でリン鉱石が枯渇する」と騒がれ始めたのである。

 世界の埋蔵量470億トンのうち採掘可能なリン鉱床は150億トン、年間1・5トンを採掘しているので、単純計算で100年、人口増や世界の肉食化による穀物需要の増加を加味すれば70年で取りつくさせる。

 このリン鉱石枯渇問題は、1970年代に「あと100年で石油が枯渇する」と騒いだロータリークラブや、1990年代にアル・ゴアが騒いだ「二酸化炭素温暖化」とよく似ている。

 100年でなくなると言われた石油は原子力初電が普及した直後に数百年分の埋蔵量が見つかった。温暖化問題も同様に、アメリカでシェールガス革命が起きたとたん、温暖化どころか、科学者たちは堂々と「地球は徐々に寒冷化している」と発表した。

 リン鉱石が枯渇しているのは事実だが、リン鉱石がないなら、リン鉱石に頼らない農法に切り替えればいいだけなのだ。そう、江戸時代の日本の農業である。