牛乳を飲むと骨が弱くなる

 スウェーデン10万人20年調査で論争必至。なぜ牛乳により死亡率が上がったのか。論文の著者であるミケルソン教授が説明する。

「牛乳に多く含まれる糖類の一種「D−ガラクトース」が死亡率を上げている可能性があると考えています。動物実験では、このD−ガラクトースを投与するとマウスの老化が早くする身、寿命が短くなることがわかりました」。

 WHO(世界保健期間)は02年、カルシウムの摂取量が多い国に骨折が多いと指摘する「カルシウム・パラドックス」という報告書を出した。

その原因は、カルシウムの摂取量よりも、リンのようなカルシウムを排出させる物質の悪影響のほうが大きいからだと指摘されている。