しつこい腰痛は腹をもめば治る!

岩間 良充氏+時空研
 痛みを招いている「深腹筋の縮み」をほぐせ。腰痛を治すカギとして、深腹筋(おなかの奥深くにある筋肉)の1つ、「腸腰筋」という筋肉を取り上げています。

 腰痛には、大きく2種類あります。1つは、急性腰痛です。突然、「ギクッ」「ビリリッ」などと、腰に激痛が走る、いわゆる「ギックリ腰」です。その原因は、関節の捻挫や筋肉の損傷、筋膜の炎症などといわれています。ちなみに筋膜とは、筋肉や内臓などを包んでいる膜のことです。

 もう1つの腰痛は、慢性腰痛です。腰の息苦しさや、ズシーンとした痛みが続き、治ったと思ってもいつの間にか再発しているのが特徴です。慢性腰痛には、筋肉が深くかかわっています。

   腰が痛いのは腸腰筋がギュッと縮んだせい

 腸腰筋は1つの筋肉ではなく、大腰筋、小腰筋、腸骨筋という3つの筋肉の総称です。体の奥深くにある筋肉でインナーマッスルとも、深腹筋とも呼ばれます。私たちの姿勢にかかわる、とても重要な役割を担っています。

 腸骨筋は、文字どおり、骨盤内の大腿骨(太ももの骨)まで伸びています。小腰筋は、約半分の人が欠損している(備えていない)といわれており、非常に細い筋肉です。

重要なのは、腰椎、骨盤、大腿骨の3つを結んでいる大腰筋です。腸骨筋の柔軟性と強さをチェックしよう。☆波動チェックする 右回り OK