ビーマル‐ワン【BMA‐1】

生物時計の機能を決定する時計遺伝子の一つ。脂肪細胞をつくる酵素をふやす機能をもつ。

時間帯によって増減し、午後3時ごろが最も少なく、午後10時から午前2時ごろに最も多くなる。「夜遅く食べると太る」の科学的根拠とされる。

BMAL1とはやっばり夜食は太る

生活リズムを司る体内時計にかかわるたんぱく質が、脂質の蓄積に深く関係していることを日本大学薬学部の榛葉講師らが突き止めました。
このたんぱく質は「BMAL1」と呼ばれるもので、日中に減少し、深夜に増加する、という一定のリズムを持っているそうです。
遺伝子操作によってBMALを作れなくなったマウスは、どれほどえさを与えても脂質を蓄積することはなかったのです。

一方でBMAL1を増やしてやると、脂肪細胞の他、通常脂質を取り込まない細胞でも脂質を蓄積することが分かりました。

BMAL1は午後10時から午前2時ごろ最多になり、最少時と最多の差は20倍ちもなります。