宇宙にある法則性とは?

はせくら氏
 フーチ 65%
時代は今、確実に変化しています。周りを見渡せば、経済情勢の悪化、原発や戦争の危険性、環境問題から異常気象、天変地異に至るまで、多くのリスクにさらされています。こうした状況だけ見てみると、いったいこの先、どうなってしまうのだろうと不安と恐怖に襲われるかもしれませんが、「大変」という字は、大きく変わると書くように、私たちの歩んできた人類が、現在大きく変わろうとしているチャンスであるともいえるのです。

宇宙には、確実に、ある種の法則性があるようです。「愛」という天意があるということであり、すべては生成発展消滅を繰り返しながら、調和の方向へと進化していくしくみになっている、ということです。
愛は一元性であり、すべてが一つに繋がっているワンネスの世界です。その属性には、喜びや希望、調和、光、創造、真実、平安……といった高次の意識波動が拡がります。

本来、私たちは愛そのものであり、創造主の分身分霊ですから、こうした意識に基づいて文明を構築していければよかったのですが、これらの対極にある、二極性の分離意識の中で、競争と支配に基づいた文明が栄えてしまうと、ある程度までの進化しか許されていないそうです。なぜならそれは宇宙の法則性と合致しないから。

現代という時代はそうした物質文明の極みに立っているのであり、さらなる進化を求めるのであれば、ある種のオメガポイントを通過して、全く新しい次元での世界を構築していく必要があります。
現実とは何か?

現実というのは、目に視えて現れている世界のことで、実(・)在の現(・)れを指します。では実在とは何かというと、事象の背後に潜むもの――つまり、「想い」なのです。想いの世界が現れたものを「現実」と呼びます。

ですので、一見同じ風景、同じ現象を見ていても、人それぞれによってみている「現実」は違うのです。ある人にとっては、かっこいいと思う人でも、他の人にとってはそれほどでもないというのと一緒です。あるいは、同一人物でも恋愛絶頂期にみる風景と、失恋時にみる風景は、同じ風景でも全く別の感じに映ることでしょう。

このように、心の中で思う想いのあり方(志向と焦点の違い)によって、見える現実が違います。ですので、100人いれば、100通りの現実があり、そこに見える世界の中で生きているということになります。なので、その「見える」世界を、どう見るかによって、世界は変わってくるということになります。

究極的には、愛や喜びを選ぶのか、不安や恐怖を選ぶのかで変化していきます。高振動帯か低振動帯か、どちらを選んでも自由です(これを現実の分裂と呼びます)。

五感で感じる現実とは、人によって差異が生まれる世界であり、実体は、加工処理された脳内スクリーンに再生された幻想映画館のようなものだったのです。とりわけ、私たち現代人が好きな幻想映画館のジャンルがあります。

私とは誰か?
私というものの正体は意識だったのです。つまり、思考が私でもなく、感情が私でもなく、肉体が私ではないということです。

今まで私たちは死んだら終わりだと思っていました。けれども本当は死にません。脱ぎ捨てるのは肉体という地球服であって意識は不死です。肉体という衣を脱ぎ捨てて、より自由になってもっと大きなひとつに包まれながら。違う次元で活動をします。

意識は奥が深くなるにつれて、波動が上がり、精妙になります。表面意識の自分であるエゴセルフの分離・競争・批判・執着の世界から、超意識であるスピリットセルフのワンネス・愛・喜びの世界まで、多層にわたる振動数帯が存在します。

もし、自分が人間以外の生き物だったとしたら……時間の感覚って、あるでしょうか?ありませんよね。その場その時のサイクルと状況があるだけです。時間とは人間がつくった思考による産物であり、とりわけ過去から未来へと流れる直線的な時間軸は、三次元で学ぶための教材の一つにすぎません。

本当は、今、この瞬間しか存在していなかったのです。未来も過去も、イメージしたときにしか現れません。私たちが悩むのは、今しか存在しないのに、心が未来や過去に行ってお留守になるからです。多次元における時間は、同時多発的であり、決して直線的な時空ではありません。

そう、時間をもう、過去から未来へと続くというように捉えなくてもよいということです。つまりは、タイムジャンプや過去・未来の書き換えさえも可能であるということです。

「現実」とは、脳内映画館のバーチャルリアリティー世界ですから、本当はたくさんの現実、たくさんの未来、過去があるのですね。その多くの可能性の中から、どの「現実」を選ぶかは、そのひとの固有総合振動と指向性や意図によって「選択」されていくことでしょう。

この意味するところは、決まった未来があるのでも、決まった過去があるのでもないということです。ですので、時空の差し替えや物語の書き換えというのも、可能であることを明言したいと思います(ただし、過去の場合はそのタイムライン上にある集合意識があるので「未来」よりは、書き換えがしにくい、というのはあります)。

こんなふうに書いてしまうと、信じられない! と思うかもしれませんが、実際は「信じる限界が現れる限界」ですので、信じられない、と「決めた」時点で、起こる可能性が少ない量子場の可能性をあえて選択しているということになるのです。

今、私たちは、地球の元素をもとにして創られた「人間」という生命体を生きておりますが、この「人間」は、当時いた猿人(ホモ・エレクトス)と、宇宙から地球にやってきた知的生命体のDNAを掛け合わせた、生命の実験室から誕生したものです。

新しい振動数の世界へ
現在、太陽系はプラズマベルト帯というコズミックダストがある局所星間雲領域へと突入しかかっています。この帯は、超巨大ブラックホールといわれる銀河中心部から出るエネルギー帯と共振しており、非常に高周波な電磁気領域です。強いガンマー線を放出していると言われています。

この領域にすっぽり包まれると、すべてが変容します。あらゆるシステムや環境が影響を受けるだけではなく、生体電気をもっている私たちも間違いなくその影響下にあることでしょう。

おそらく身体の電気系統を司る脳や神経のみならず、量子・原子レベルから変容の波が訪れることと思われます。まず、すべてのスピン(回転)数が変わり、振動数が変化することで、分子構造や身体における組成も変化していくことになるでしょう。ライトボディといわれる、炭素体からケイ素体への変容も、この延長線上にあるものと思われます。

この大変革の波をいかにして受け止め、サナギから蝶へと進化をとげるのかは、すべて今、この瞬間のあり方にかかっています。地球人類が宇宙のグローバルスタンダードである「愛」によって世界を構築していく千載一遇のチャンスが到来しているのです。長い間、地球を占領していた、支配と競争によるエゴ文明が終了し、いよいよ自立と協奏によるエヴァ(大我・愛)文明が始まります。

あなたのこの星でのミッションは、想像を創造に変える仕事です。あなたの想像を、あなたが最も、わくわくする創造へとつなげましょう。世の中の変化を待つのではなく、私たち自身が変化そのものとなりましょう。そして、今ここに、集いし仲間と共に、舩井幸雄先生が命を懸けて伝えられた、ミロク世の創世を、顕してまいりましょう!