世界の荒波

 プーチンの妄執が世界を揺さぶる。テロに潜む派閥抗争の闇。タイ、相次ぐ容疑者の逮捕にも謎は深まるばかり。背景には次期国王の座をめぐる暗闘が。

習近平歓迎ムードはゼロ。米中関係改善は望み薄。南シナ海岩礁埋め立てやサイバー攻撃に怒る対中強硬派は「国賓待遇をやめろ」と要求。

 ISISを生んだのはブッシュかオバマか。原因は米軍のイラク侵攻か、イラク撤退か。米大統領選を前に議論が高まるが、残虐テロ組織が台頭した背景はもっと複雑だ。

 変化の風に揺れる強権国家シンガポール。アジア建国の父、リー・クアンユー死去から半年。自由で成熟した社会を求める声が高まっている。