生き残り作戦

増田 俊男氏
「国破れて山河在り」。金融市場大暴落に続く経済大不況、会社倒産、国債デフォルト(債務不履行)の嵐の中で一体何が残るのか。人間が生きるために不可欠なものだけが残る。水、食料、電気、鉄等金属、プラスチック、木材、通信などは人間が生きるために必要なものである。通貨高競争で物価が下がり続け、上記の生活基盤産業以外の企業は倒産に追いやられるだろう。
 かつての植民地時代のように資源と市場を求めて領土を拡大する中国。通貨と情報で世界の政治と経済を支配しようとするアメリカ。中国13奥の国民の生活水準が日米並になる2030年あたりまでは中国経済と政治覇権がモノを言うが、その後はアメリカの時代である。