胃もたれの代表的な原因

食生活、胃の働きの低下、ストレス。胃の働きをコントロールしているのは「自律神経」です。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、それぞれが交互にバランスよく働くことで、体のあらゆる機能を調整しています。

機能性ディスペプシアの可能性

胃もたれが一時的なものではなく、慢性的に続いているなら、胃に潰瘍や炎症、ポリープなどができている可能性もあるので、病院を受診しましょう。

しかし、検査では胃に異常が見当たらないのに、胃の不調が続くこともあり、これを「機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)」といいます。

機能性ディスペプシアには、「運動不全型(胃もたれ、嘔吐、腹部膨満感)」「潰瘍症型(空腹時や夜間のみぞおちの痛み)」「非特異型(その他の症状)」の3つのタイプがあり、中でも日本人に多いのが、胃もたれなどが起こる運動不全型です。

機能性ディスペプシアの原因は、まだはっきりされていない部分もありますが、ストレスや不規則な生活、ピロリ菌の感染、胃酸の刺激などによって、胃の排出機能が衰えたり、胃が十分に広がらなくなったり、胃酸に過敏に反応したりすることで起こると考えられています。