オキシトシンって何?

 脳の下垂体後葉から分泌されるホルモン(ペプチドホルモン)で、信頼する気持ちを強めるとされている。性や妊娠や出産、授乳にも関わっており、分娩時にはオキシトシンの分泌により子宮収縮を促し、お腹の赤ちゃんを産道へと導く。
オキシトシンが分泌されると、
なぜ癒しを感じるのでしょう?

 脳にあるセロトニン神経が活発に働くと、脳の状態が安定し、心に平穏をもたらします。また、自律神経を整えてくれる作用もあるため、「癒し」を感じることができるのです。

        オキシトシンの効果
 ・人への親近感、信頼感が増す
 ・ストレスが消えて、幸福感を得られる
 ・血圧の上昇を抑える
 ・心臓の機能をよくする
 ・長寿になる

オキシトシンは赤ちゃんが授乳している時の母性愛や幸福感・安堵感を母親に与えるだけでなく、人間同士が積極的で好意的な絆の環を築く促進剤であることがわかってきました。

ハタネズミの実験からオキシトシン扁桃体や即座核にも働き、警戒心を解いたり快楽を生むことがわかりました。オキシトシンによって促進される人との付き合いを永く持続させれば、友好や信頼の輪(愛のループ)が次第に強固となり、怒りや憎しみに苛まれてもこのループは崩れなくなります。

オキシトシンを体外から投与しようとせず、人との交わりや社会活動を高めることによって他人を愛することで体内や脳内のオキシトシンを能動的に増やし自分自身も健康になりたいものです。

視床下部の室房核のオキシトシンにエネ入れまくる。