国際会議で次々に露呈する

アメリカ勢の敗北
ベンジャミン氏
フーチ  90%
9月初旬は、「G20杭州サミット(4〜5日)」、「ASEAN関連首脳会議(6〜8日)」と国際会議が立て続けに開催されていたが、それら公の場でもオバマを傀儡とするアメリカ勢の「ロックフェラー、ブッシュ、クリントン一派」の敗色濃い状況が浮き彫りにされることとなった。

 G20サミット後に採択された首脳声明からはロスチャイルドや欧州王族などのヨーロッパ勢が、アメリカ勢の意に反して中国との共同歩調を取っていることが窺える。それは、ヨーロッパ勢が主導するIMFの動きを見ても明らかだ。

 また首脳声明では、IMF世界銀行について中国を含む新興国発展途上国の「クォータ(出資割当額)」と「議決権シェア」について大規模な再調整を行うことを約束している。いまや、欧米勢も中国の言い分を無視することはできないのだ。

 そして何より、世界各国の米国債の投げ売りが止まらない。この1年のうちに、各国の政府や中央銀行など、海外公的機関の米国債の売り越し額は3430億ドルにも上っている。