加速するテクノロジー?

レイ・カーツワイル
+徳田 英幸氏
 2020年、コンピュータは人間の知性を超える。ナノテクノロジーを用いてナノボットを設計することができる。ナノボットとは、分子レベルで設計された、大きさがミクロン(1メートルの100万分の1)単位のロボットである。ナノボッとは人体の中で無数の役割を果たすことになる。

 現在、情報テクノロジーの分野は、毎年2倍のスピードで成長しています。1年で倍ということは、10年後には1000倍、25年後には10億倍にもなります。

同時に、さまざまな機器も急速に小型化しています。理論的には、10年後には100分の1、25年後では10万分の1の大きさになると考えられています。

       遺伝学の革命
カーツワイル氏は、21世紀には3つのテクノロジーが急成長するという。そして、その3つのテクノロジーが融合することで、さらに新たなテクノロジーが生まれ、進化するという。

それが、遺伝学、ナノテクノロジー、そしてロボット工学である。

この3つのテクノロジーの飛躍的な進化を、カーツワイル氏ハそれぞれの頭文字をとって「GNR革命」と呼ぶ。