トランプは世界をどう変えるか?

佐藤  優氏
フーチ  80%
 グローバリズムに収奪された人々の怒りがいま米国を、世界を、変えようとしている。

「民主主義が選んだのはトランプです。民主主義の国とは、国民を経済面で保護する国でなければならない。自由貿易に異議を申し立てる候補が政権に就く。これは思想的にきわめて大きなことだ」。

「米国は光の子として闇の子に勝利し、デモクラシーの海外輸出に励むべきとする神学者ニーバーの思想を、戦後の歴代大統領は血肉化してきた。トランプにはその呪縛がなく、米国の精神風景は『真珠湾以前』に戻ろうとしている」。