夢の万能ホルモン「マイオカイン」

 高齢でも元気でいられる秘訣は「骨格筋」にあり―。だが、激しい運動でパワーをつけるわけではない。筋肉から様々な病気を防ぐ物質が分泌されることが分かってきたのだ。糖尿病からがんにまで効能があるという「万能ホルモン」を体内で増やすには。
 現在、効用が分かってきているマイオカインを挙げると、「SPARC」「IL−6」「FGF−21」「アディポネクチン」「アイリシン」「IGF−1」。
         マイオカインとは?
マイオカインとは、マイオ(myo、筋肉)+カイン(kein、作動物質)からきています。筋肉で作られる物質の事です。ホルモンとも呼んでいる人もいます。筋肉で作られる物質の総称と言うことで、現在では50種以上のものが発見されています。
ただ、どこの筋肉でもいいのかと言うと、そうではありません。

下半身の筋肉、特に、太ももやふくらはぎの筋肉から分泌されるもので、通常の生活をしていても出てきません。
では、どんな時に出てくるのかと言うと、新しく筋肉が作られる時です。しかも、あたらしく筋肉がつくられてから4か月ほどしか出ませんし、分泌される量も決まっているということです。つまり、筋トレをすればするほど出てくるわけではないという言うことです。
簡単に言うと、普段からの適当な筋肉をつくる運動をすることで、マイオカインは分泌されて、若返っていくことができるということです。

マイオカインの効果
では、マイオカインの具体的な効果とはどういったものがあるのでしょうか?現在までに分かってる効果を上げてみます。
・筋肉を作る   ・骨を作る  ・抗炎症  
・免疫力を上げる ・脂肪を減らす

運動によるマイオカインの増やし方
運動によるマイオカインの増やし方は、太ももの筋トレとウォーキングです。筋肉を新しく作る時に出ますので、まずは壊す必要があります。学生時代に経験してると思いますが、激しい筋トレの痕は筋肉痛がでましたよね。あれが筋肉が壊れているサインです。ただ、あれほど激しくやる必要はありません。

筋トレの方法
・1日に3回位 
・1回あたり、スクワット10回
・足を肩幅に開いて立つ
・3秒かけて膝が直角になるまで曲げる
・3秒かけて戻す
・呼吸は鼻から深く

☆マイオカイン湧出ハウツウ
    大殿筋・大腿二頭筋腓腹筋大腿四頭筋
Eg入れる(P)