日本の命脈と未来?

藤原 直哉氏
フーチ 70%
 今年は昨年から始まった世界的・歴史的な政治経済体制の地殻変動を受けて、内外情勢は抜本的な流動化の過程に入りました。日本でも安倍内閣に次々にスキャンダルが発覚し、相次ぐ大企業の不祥事。世界ではトランプ大統領のもとでこれまで米国の金融屋・戦争屋が支配してきた世界体制に風穴が開き、それが中東や北朝鮮の危機を生み出して来年どんな決着を迎えるか、かたずをのむ状況。

一方で仮想通貨に使われているブロックチェーン技術が本格的に登場して、これからの世界は政府も企業も抜本的に分散型で、「民」が運営する世の中になることがかなり明確に見えてきました。ですから今年は余程しっかり自分の「志」を持っていないと時代に流されることしきりで、逆に長いものに巻かれて「今だけ、金だけ、自分だけ」を決め込んでいると後がなくなる年でもありました。

そして来年、2018年のキーワードは「祓」です。来年はいよいよ想定外の連続で時代のよどみが一掃されて、新しい時代の構造を土台から作り直す作業が始まることと思います。それは日本にとっては明治維新、第二次大戦の敗戦と同じかそれ以上の大きな変化を我々にもたらす可能性が高く、ちょうど天皇譲位が2019年の春と決まり、名実ともに日本は新しい時代の幕開けに向けて動き出すことになります。

米・露・中といった大国の世界支配、巨大なマネー資本主義の力がどうしてなくなることがあろうか、そう思っている方も多いと思います。