突然死

 急に倒れて突然死する「心室細動」は狭心症などの心臓病持ちに多発し、胸骨圧迫で命を救え。

      命まで奪う最も怖い不整脈

 心室細動は最も危険な不整脈であり、心臓病による突然死の多くはこれによって起こります。2002(平成14)年に、高円宮殿下がスカッシュという競技の練習中に突然亡くなられた原因も、

この心室細動です。心臓は洞結節という部位から発生した規則的な電気信号によって、リズミカルに拍動しています。

 ところが心室細動が起こると、心室がこの電気信号を無視して反乱を起こしたような状態になります。具体的には、心室の中で非常に速くて不規則な電気的な刺激が無数に発生し、心室全体がけいれんを起こしてしまうのです。

 しかも、心室が細かくて震えているために、心臓から血液がほとんど送り出されなくなります。つまり、心室細動が起これば、心臓が停止したのと同じ状態になってしまうのです。

 そして、脳への血液が途絶えると、わずか5〜6秒で意識を失います。もし、この状態が続いた場合には、数分で死に至ります。

ファスティング?

船瀬 俊介氏
 クスリに潜む、5つの仕掛けワナ

 ?逆症療法
  西洋医学は、個々の「症状」(治癒反応)を、「病気」と勘違いして、対症療法として個々の「症状」に対して投薬治療を行います。それらは、「命の振り子」を治癒反応(症状)とは逆向きに押し返します。それは、「重力」(自然治癒力)に反する行為です。だから、それは別名「逆症療法」と呼ばれます。
 ?薬物反射
  クスリは本来毒物です。体内に“毒”が入ると、体中の臓器、器官、組織が、毒物に対して、生理的に反射します。これが毒物反射です。
 ?副作用
  体内に“毒”Aを入れれば、その毒性に対する反射は「血圧降下」だけではありません。消化器系では、胃の粘膜が荒れるかもしれない。あるいは下痢をする。
 ?薬物耐性
 「毎日、飲んでみてください」。これが、医者が患者に下す厳命です。つまり“毒”を毎日、身体に入れろ、と命令しているのです。しかし、人間の身体もなんとか、“毒”の侵入に耐えて生き残ろうとします。つまり、毒物に対して、抵抗力が出てくるのです。

  だから、たとえば“毒”(降圧剤A)を飲んで、毒反射で血圧が下がっていたものが、次第に下がらなくなる。身体が必死で抵抗力を獲得したから当然です。すると、「最近Aの効きが悪いですね。2錠に増やしましょう」と医者は言う。そして、また時期が過ぎると、それが3錠、4錠…と増えていく。これまた、製薬メーカーは、笑いが止まらない。自動的に消費量(売上げ)が増えていくのですから。

 ?薬物依存
  毎日の投薬で薬物Aによる逆症療法が継続的に行われると、
「振り子」は四六時中、斜めに傾いた状態が固定されます。す
ると、この状態が永続することで、身体はこの「振り子」の
位置が“正常”と誤認するのです。つまり、薬物Aに依存し
て、擬似の“正常位置”を保っているのです。これが、薬物
依存の状態です。

        肝臓、腎臓も老化する

?肝臓機能
  体内に侵入したクスリ(毒物)は、肝臓で分解され、腎臓から排泄されます。肝機能が衰えた高齢者は、この分解能力が追いつかず、クスリの毒素は、体毒として脂肪や内臓、さらには細胞レベルで蓄積されていくのです。
  こうして身体に溜まった体毒が、さまざまな疾患、難病の原因になることは、もはや言うまでもありません。 
 ?腎臓機能
  腎臓重量も経年で変化します。60歳では235グラムほどあった腎重量が80歳を超えると、200グラムを切るほど縮小します。つまり、それだけ腎機能も老化するのです。腎臓は肝臓で分解されたクスリ(毒物)を尿から排泄する機能を担っています。「肝腎要」とは、よくいったものです。老化で、肝臓・腎臓ともに重量低下して機能は弱るのです。 
 
          薬毒デトックス
 1.一日二食にする
   三食の人は、まず朝食を抜きます。
 2.一日一食に挑戦
   1カ月ほど続けて一日二食が平気になったら、昼も食べず、
   一日一食にしてみましょう。排毒はさらに加速されます。
 3.週末断食でスッキリ
   タモリさんは「笑っていいとも!」の司会を務めた32年間、ずっと一日一食主義で、さらに日曜日は24時間断食を続けてきたことで有名です。
 4.三日断食にトライ
   これは自宅でもできます。口にするのは梅干し、大根下ろし、ファスティングドリンクくらい。
 5.一週間断食
   これは自宅でできる排毒のためのファスティングの限界です。これ以上は、専門家の指導の下で行ってください。

簡単に潰れるわけにはいかない

アメリカ帝国」が選ぶ道
副島 隆彦氏
フーチ 90%
 アメリカの財政危機は今、ものすごいことになっている。50兆ドル(5000兆円)にものぼる、巨額の財政赤字を抱えている。隠している赤字がいっぱいある。この他に50州と30の大都市の財政赤字もものすごい。だから金融政策と財政政策をいくらやっても、もうダメなんだ。すると何をやるかというと、「やぶれかぶれ」です。やぶれかぶれで戦争をする。

 そうすれば、軍産複合体が儲かる。大変なお金になります。戦闘機や爆撃機、戦車、戦艦、弾道ミサイルから核兵器にいたるまで、ものすごく建造費にお金がかかる。それでも戦争の準備のためとなれば、どんなにお金がかかってもそれらを造らなくてはいけないから、軍産産業にとっては大変な金儲けになります。
 日本ではIHI(旧・石川島播磨重工)と東芝川崎重工三菱重工が軍産産業の代表的な大企業で、大砲や戦闘機を造っています。アメリカの軍産産業は、日本の100倍くらいの規模でやっている。世界中の同盟国にも、旧式、新品をどんどん売っている。

それでも、今もレイセオンとかロッキード・マーチンとかジェネラル・ダイナミックス社とかの軍需企業の工場で造った兵器の在庫が、倉庫に山ほど積み上がってしまう。放っておけばすぐに在庫が山積みになる。

 そこで“在庫一掃セール”が必要になる。これらの在庫を消費先に売れば倉庫が空き、新しい技術を開発してまた新製品の生産ができる。それがアメリカが生き延びるための切実な国家目標だ。バカみたいだけれど、これが真実だ。

 これを戦争経済と言います。この言葉を、日本の知識人や学者たちは使いません。知らないんだ。私だけがもう10年もかけて日本に輸入している。アメリカやヨーロッパでは、頭のいい高校生もこの言葉を知っています。あなたの知人の欧米白人に聞いてごらんなさい。「ウォー・エコノミーって知っていますか。知っていたら教えてください」と。

   公共破壊事業を目指すアメリカの支配層

 アメリカでも日本でも景気が悪い時には公共事業をたくさんやります。今もそうだ。道路をほじくり返したり橋を造ったり、大きな山を崩して沼地を埋め立てたり。そうした事業を何千台ものトラックをガンガン使ってやるから、雇用が生まれて事業が成り立つ。昔はダムを作ったり橋を造ったり、いろいろな公共事業がありました。でも今は、もう日本国内はやることがなくなった。それらの補修しかない。

 それで、今度は「公共破壊事業」―これは私が作った言葉ですが、―をやろう、ということだ。それがアメリカの戦争経済です。「外国にまで出て行って巨大な破壊をする」という事業です。そこら中を爆撃して、人もたくさん死にますが、港湾から鉄道から都市から何から、片っ端から全部壊して。そして「また全部造り直せばいいだろう」というものです。

 彼らアメリカの支配者たちにとっては、それは大したことではない。排水量10万トンの空母を100隻作るよりも、この戦争=公共破壊事業をやった方が効率がいい。

 核兵器(核弾頭)はすでに1万発(ロシアも同じくらい持っている)ありますから。「在庫(宝)の持ち腐れ」で、使うこともできないで、ただ朽ち果てさせている。だから大破壊をして「造り直せば、立派なキレイな都市ができますよ。死んだ人たちは埋めてしまえばいいんです。500万人くらいどうってことはありませんよ」と。こういう考えだ。

 重要な人類減少が「余剰と過剰」です。ユニクロ一社がフル生産すれば、世界中で必要な量の服のすべてを作れるでしょう。すると他のメーカーや企業はいったいどうするのか。要らなくなってしまう。

だから、余剰=過剰が、人類を外側からぎゅうぎゅう締めつけている。在庫が山ほど、いやになるほど溜まっていて、どの企業もあらゆる業種がもがき苦しんでいるんです。