ファスティング?

船瀬 俊介氏
 クスリに潜む、5つの仕掛けワナ

 ?逆症療法
  西洋医学は、個々の「症状」(治癒反応)を、「病気」と勘違いして、対症療法として個々の「症状」に対して投薬治療を行います。それらは、「命の振り子」を治癒反応(症状)とは逆向きに押し返します。それは、「重力」(自然治癒力)に反する行為です。だから、それは別名「逆症療法」と呼ばれます。
 ?薬物反射
  クスリは本来毒物です。体内に“毒”が入ると、体中の臓器、器官、組織が、毒物に対して、生理的に反射します。これが毒物反射です。
 ?副作用
  体内に“毒”Aを入れれば、その毒性に対する反射は「血圧降下」だけではありません。消化器系では、胃の粘膜が荒れるかもしれない。あるいは下痢をする。
 ?薬物耐性
 「毎日、飲んでみてください」。これが、医者が患者に下す厳命です。つまり“毒”を毎日、身体に入れろ、と命令しているのです。しかし、人間の身体もなんとか、“毒”の侵入に耐えて生き残ろうとします。つまり、毒物に対して、抵抗力が出てくるのです。

  だから、たとえば“毒”(降圧剤A)を飲んで、毒反射で血圧が下がっていたものが、次第に下がらなくなる。身体が必死で抵抗力を獲得したから当然です。すると、「最近Aの効きが悪いですね。2錠に増やしましょう」と医者は言う。そして、また時期が過ぎると、それが3錠、4錠…と増えていく。これまた、製薬メーカーは、笑いが止まらない。自動的に消費量(売上げ)が増えていくのですから。

 ?薬物依存
  毎日の投薬で薬物Aによる逆症療法が継続的に行われると、
「振り子」は四六時中、斜めに傾いた状態が固定されます。す
ると、この状態が永続することで、身体はこの「振り子」の
位置が“正常”と誤認するのです。つまり、薬物Aに依存し
て、擬似の“正常位置”を保っているのです。これが、薬物
依存の状態です。

        肝臓、腎臓も老化する

?肝臓機能
  体内に侵入したクスリ(毒物)は、肝臓で分解され、腎臓から排泄されます。肝機能が衰えた高齢者は、この分解能力が追いつかず、クスリの毒素は、体毒として脂肪や内臓、さらには細胞レベルで蓄積されていくのです。
  こうして身体に溜まった体毒が、さまざまな疾患、難病の原因になることは、もはや言うまでもありません。 
 ?腎臓機能
  腎臓重量も経年で変化します。60歳では235グラムほどあった腎重量が80歳を超えると、200グラムを切るほど縮小します。つまり、それだけ腎機能も老化するのです。腎臓は肝臓で分解されたクスリ(毒物)を尿から排泄する機能を担っています。「肝腎要」とは、よくいったものです。老化で、肝臓・腎臓ともに重量低下して機能は弱るのです。 
 
          薬毒デトックス
 1.一日二食にする
   三食の人は、まず朝食を抜きます。
 2.一日一食に挑戦
   1カ月ほど続けて一日二食が平気になったら、昼も食べず、
   一日一食にしてみましょう。排毒はさらに加速されます。
 3.週末断食でスッキリ
   タモリさんは「笑っていいとも!」の司会を務めた32年間、ずっと一日一食主義で、さらに日曜日は24時間断食を続けてきたことで有名です。
 4.三日断食にトライ
   これは自宅でもできます。口にするのは梅干し、大根下ろし、ファスティングドリンクくらい。
 5.一週間断食
   これは自宅でできる排毒のためのファスティングの限界です。これ以上は、専門家の指導の下で行ってください。