急性緑内障

 症状は突然出て、眼の痛み・充血・視力低下という眼に関するもののほかに頭痛・吐き気・嘔吐もある。

40代以降の女性で遠視の強い人が発症例に多いそう。急性緑内障発作は、発見が遅れると数日で失明してしまうおそれがあるので一刻も早い治療が必要!

くも膜下出血や胃腸炎と勘違いしないためには、急激な頭痛や嘔吐があった時に“目が見えなくなっていないか”を確認して、その時は眼科をすぐに受診するようにしましょう。

最近の大規模な調査(多治見スタディ)によると、日本人の平均眼圧は14.5mmHgであり、ばらつきの程度(標準偏差が2.5mmHg)を考えると、正常の眼圧は10〜20mmHgであるということが分かりました。

実際に、日本人では、眼圧が正常範囲であるにもかかわらず、緑内障になっている「正常眼圧緑内障」の患者さんが過半数を占めていることが判明しました。

☆カルテは別紙