地球の声荒井 義雄氏

 2011年3月の東日本大震災から、日本は地震津波放射能、竜巻、ゲリラ豪雨などの異常気象、中国や韓国との緊迫した関係など、さまざまな恐怖と不安が襲ってきています。

自然のバランスをよく知るためには、まず、中国思想の「五行説」に目を向けてみるといいでしょう。古代中国に端を発する自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなり、『互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化循環する』という考えが根底に存在しています。

≪五行と気の関係≫

私たちの住む地球は47億年前に誕生したといわれており、その起源は137億年前のビッグバーンによる宇宙誕生にあります。

万物は木、火、土、金、水の「五行」によって構成されており、この五行の要素によってこの世界は存在し、互いに助け合い、抑制し合うという運動法則が、中国医学や漢方理論の基本になる「五行説」でいわれる考え方です。

五行の「五」は欠かすことのできない五つの気(木・火・土・金・水)を意味し、「行」は五つの気が間断なく運行し、循環しているという意味があります。

荒井塾での修行の第一歩は頭頂と腰の丹田に一直線に正中心ができている正座で座ることです。お腹を張って腰を反り、身体に中心線をつくるように座ると、その姿が三角形になり不動の姿勢となります。

呼吸も単なる呼吸(胸式や腹式)ではなくて、「逆式呼吸」という呼吸ができるように修行していきます。胸で吸った呼吸で横隔膜をさげて下腹部を隆起して、そこにエネルギーを貯めることで、集中されたエネルギーが反射して出るという強さを持っています。

これは他に例のないもので、その反射力により、思考が停止し、宇宙意識につながっていき意識が拡大していきます。ですから一般的な気功法を超えた、強力な気功術であるのです。

 荒井塾で呼吸法などの修練をすすめていくと、塾生も数々の不思議体験に遭遇します。東日本大震災の被害にあった塾生のMさんは、福島県富岡町の10キロ圏内に住んでいました。

震災当日は安否を気遣っておりましたが、翌日に携帯で無事であることを報せてくれまして、本当に良かったと喜びました。彼女は、地震のときは高台にある高いパーマ屋さんでセットをしており、津波も高台にそのままいたことで難をのがれることができました。

ですが、彼女の家は高台の下にあり、津波が駅や民家を呑み込んで壊滅状態になっていました。Mさんは状況が少し落ち着いてから自宅の存在を確認に行ったところ、彼女の家は流された木材や自動車でブロックが造られ、津波がまったく入らなかったのです。

両隣は津波で潰されてしまったのですが、彼女の家だけは海水が一滴も入らず、飼犬も無事でした。まったく一軒だけ残されたのは奇跡です。

残念なことに、福島第一原発放射能漏れにより、彼女の家は避難地帯となってしまいました。しかし、無事に残った彼女の家の写真を見ながら、私の手を使って波動測定をして調べてみると放射能の数値がゼロ状態なのです。

Mさんは一時帰宅の時に放射線測定器を用いて自宅の数値を調べてみたところ、やはりゼロに近く、彼女の家の周囲だけはポケットができたかのように放射性物質が降ってこなかったのです。