老けない人の免疫力?

安保 徹氏 
フーチ 90%
 38億年の進化の結果できた人体は間違えない

 この50年で起きた大変化が身体に与えるダメージ。全知全能とはいわないまでも、人間の身体というのはあらゆる生命体と同様に完璧なものだと私は思っています。そして、その誕生から現在までの歴史を振り返ると、原始のころより、人類は進化の過程で、現代の病気との闘いに備えてきたのではないかと思えるような歩みをしてきました。

 若々しく見える人たちは、副交感神経が優位に働き、血液循環がよく体温が上がり、免疫機能が正常に作用することで、さまざまなストレスから解放されたリラックス状態を保っているのです。☆ ノイズない 基本浄化

 体温と免疫力の関係は、病気に対してだけ発揮されるものではなく、人の若々しさということにおいても共通しています。交感神経過剰優位によって低体温に陥り、血流が悪くなると、顔面筋という顔の筋肉が弛緩してしまうのです。これによって人の表情は暗くなり、部分的なたるみが出たりして非常に老けた印象になります。

    マクロファージは白血球の司令塔

 人間の身体を守る免疫力の働きは、血液中に含まれる白血球と呼ばれる細胞が担っており、白血球は、顆粒球、リンパ球、マクロファージの三つに分けることができる。

 病気に対する免疫力を左右するものは、このマクロファージを司令塔にすえた、顆粒球、リンパ球の三つからなる白血球であるということがお分かり頂けたと思います。

さらにいうならば、白血球の状態こそが人間の生命力を映し出す鏡であるということもできます。

だからこそ血液検査などで、白血球の数や分布を見れば今の健康状態が一目瞭然となるわけです。