「平穏死」10の条件

胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?
自分の最期は、自分で決める!

死ぬ時に、医者はいらない。500人を在宅で看取った町医者だから言える、満足いく死の準備。

在宅での最期はほぼ全てが「平穏死」でした。

いくら平穏死を強く望んでも、簡単には叶わない時代に我々は生きているーそれが、医者になって28年になる私の偽らざる実感です。なぜそうなってしまうのか?

グルメ情報や金融情報などというと目の色を変えて探すのに、自分自身の「命の終わり方」となると「よろしくお願いします。」と、いとも簡単に医者に任せる人が実に多い。

望んだように死ぬことができないのが現実だ!

自宅は世界最高の特別室

在宅療養でも痛みのコントロールはできる!

 がん患者さんが在宅療養を検討する場合、痛みの緩和に対する不安が根強くあるようです。「病院でないと、痛みの治療を行ってもらえないのではないか?」「家でも病院とお文字ように痛みのコントロールはできるのですか?そこさえクリアできるなら家に帰りたいですが」とよく訊かれます。

 結論から申しますと、在宅療養でも痛みの治療は全く可能です。

 むしろ、在宅という生活の場こそ、痛みの治療には適していると感じます。

在宅医も緩和医療の最新技術を学んでいますので、その心配は無用だとお答えしています。

24時間ルールを誤解するな!
自宅で死んでも警察沙汰にはならない!
診療中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りではない」

「平穏死」は理想論ではありませんか?
現実です。在宅療養という選択肢を知ることで実現できます。

「病院は病気を治す修理工場であり、死ぬところではない」