野山にマダニ行楽注意 県内で感染者全国最多

野山に生息するマダニの活動が活発になるのに合わせ、県は一日、マダニが媒介する急性感染症「日本紅班熱」への注意を促す文書を県内の保健所や市町に通知したと発表した。三重は昨年まで八年連続で感染者数が全国最多。県の担当者は「大型連休中は行楽で野山に立ち入る機会も多いが、肌の露出は避けてほしい」と呼び掛けている。

日本紅班熱は、マダニにかまれた際に病原体「リケッチア」が体内に入って感染。かまれて二〜八日後に発症し、四〇度前後の高熱とともに米粒大の赤い発疹が全身に広がる。かゆみはない。処置が遅れると重症化してけいれんや意識障害などを引き起こし、死に至る場合もある。人から人には感染しない。

県内での発生の報告はないものの、マダニは「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)も媒介することで知られる。かまれてから゛六〜十四日後に吐き気や腹痛、下痢などを発症し、致死率が10数%とされる。

・・大学病院などで精密検査し確定したら、それに対応の抗生物質飲む

・・時空研対応
 全細胞、血液、特に幹部から該当の菌(リッケチア)等抜く