頭のモヤ?深刻な思考力低下?

ブレインフォグ
      ブレインフォグの定義
近年その深刻ゆえに対処法に注目が集まりつつあるのが「ブレインフォグ(Brain Fog)」。ブレインフォグは別名「意識のモヤ」(Clouding of Consciousness)と呼ばれています。
このブレインフォグ、世間ではしばしば加齢の一症状として片づけられがち。「年をとったら急に記憶力が落ちたよ」「新しいことを学ぶのがおっくうになってね・・・」。

しかしです。ブレインフォグはただの加齢による思考力低下ではないことがわかっています。ブレインフォグは一時的な症状であるため、きちんと対処さえすれば年齢を重ねても思考力・記憶力が落ちることはないと考えられています。「ブレインフォグ」の症状にはどのようなものがあるでしょうか?
「ブレインフォグ」の代表的な症状を以下に挙げてみます。

・慢性的に疲れていて、エネルギーレベルが低い
・イライラする、または焦燥感がある(焦ってしまう)
・集中できない、気が散る
・物忘れがひどく、新しいことを覚えられない
・うまくコミュニケーションがとれない
・頭痛がする

ブレインフォグを引き起こす生活習慣上の要因は、正しい睡眠が取れていないこと、偏った栄養摂取、日々のストレスにあるとされます。そんな生活習慣や環境をきっかけとして、ブレインフォグが発生してしまうのは、結局は神経伝達物質が正しく分泌されなくなるからです。
アセチルコリン ・ノルアドレナリン ・ドーパミン
セロトニン   ・コルチゾール

これらの神経伝達物質がバランスよく分泌されることによってはじめて、私たちの幸福感、快感、意欲、落着きなどが適切にコントロールされています。ブレインフォグの場合は特に、コルチゾールというストレスホルモンの過剰な分泌が要因であることが多いと考えられています。

ブレインフォグを引き起こすもう一つの理由として「炎症」があります。炎症や酸化ストレスを脳が感知すると、視床下部から分泌されるオレキシンという物質が制限されるようになります。オレキシンが制限されると私たちは疲労を感じると考えられています。

☆全神経、脳之コルチゾールぬく